海外勤務中に上司や先輩より先に帰ると(定時)首になった。ふざけんな!

ども、ひろきんです。

みんな先に帰ってますか?
上司とか先輩とよりも。

こんな面白い話があります。
物語形式でお話します。

先輩や上司よりも先に帰ってはいけない会社は退職しなさい

物語「マニラ演説」
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僕はカエリキン。
僕は日系企業のフィリピン支部で働いている。

会社の人数は30人くらい。
まあ、小規模会社。

ここはマニラ。
フィリピンの首都だ。

街は賑わい、発展途上国とはもう言えないくらい大きなビルが立ち並んでいる。
そんな、やかましい街並みの中に際立って大きなビルがある。

そこの17階が、僕の職場。
僕の仕事は、

現地採用のフィリピン人を統括する日本人マネージャーの
アシスタントみたいな感じだ。

ゆくゆくは後任される予定だから、しっかりと頑張らなければならない。
が、僕は頑張れなかった。

なぜならカエリキンだから。
僕は何があっても定時に帰るのがポリシーだった。

もちろん定時までは仕事しまくるのもポリシーだ。

日本から採用された僕は、
少し緊張しながらみんなに挨拶して、その日は荷物整理などをして帰った。

そして事件は翌日に起きた。
朝目覚めて仕事場に行く。
よし、遅刻はしてない!

乗り合いバスに揺られながら職場につくと、早速仕事に取り掛かった。
ここでは、

仕事中はSkypeでのやりとりが基本なので、
フィリピン人の同僚から初めましてメールがバンバン届いた。

そして、昼ごはんは、ビルの下の屋台でギトギトの肉を提供する屋台で食べた。
フィリピンは油モンがかなりある。

気に入った!
ナイスな文化だ!

そして、職場に戻りしばらくすると、定時の鐘の合図がなった。
よし、帰るか!

あれ?誰も、席を立たないぞ!
どういうことだ?

それでも僕は気にせず荷物をまとめた。
そして、帰り支度をしていると、

日本人上司から、
「みんな帰ってないし、もう少し仕事しましょう」
と言われた。

そして、僕は言った。

「無理です。定時なので帰ります」

みんなが、僕に注目する中、僕はさっそうと職場を出た。

なぜ、僕はこんな行動をとったのか?
僕がフィリピンで働こうと思ったのは、
以前に勤めていた会社があまりにも長時間労働をさせたり、
サービス残業が多かったのがいやだったからだ。

海外にはそんな文化ないから、
みんな定時に帰るし、
プライベートを愉しむイメージがあった。

あさはかだった。
その考えはスーパーあさはかだった。

僕が務めた会社は、
海外は海外でも、
日系企業なので、
ジャパンマインドは変わらず、
長時間労働を美徳としている会社だった。

ここで、我慢して経験を積んで外資系に転職するという選択もあったが、
僕は定時に帰ってプライベートを満喫する方を選択した。

そして翌日も、その翌日も、2週間続けて定時に帰った。

誰一人として帰っていない職場で、
僕一人だけがもうすでに家についていた。

また、土日は休みなのだが、
月一で土曜日は強制レクがあるのも死ぬほど気に入らなかった。

初めてのレクはカラオケで、
we are the worldを
熱唱してやった。

やはり、音楽は世界共通だぜ。

仕事を始めてから2週間で、歓迎会みたいなものがあった。
フィリピン人の同僚に僕は聞いてみた。

「なぜ君は残業してるんだい?」
「君はその時間を会社にむしりとられているんだぞ!君の技術はそんなに安くないぞ!目を覚ましやがれバカチンが!日系以外の外資系目指しちゃいなよ!残業なんてねーぞ!おそらく!」

といったニュアンスの言葉を伝えた。

すると、彼らは奮起した。

「確かにそうだ!僕らは会社の物じゃないぞ!もっとちゃんとした会社に転職するぞ!搾取されるのは嫌だー」

数名が本当に転職活動を行うほど、
カエリキンの演説は彼らの心に響いた。

これが俗に言うあの有名なマニラ演説だ。

そして数日がたち、僕は日本人マネージャーに話があると呼ばれた。

静かな応接室で、マネージャーは僕に語りかけるように話し始めた。
マ「あなた、フィリピン人達に何か余計なことを言ったわね?あなたはこの会社には向いてないわ」
僕「僕は彼らに真実を伝えただけです。定時に帰ることが、この会社に向いてないとおっしゃるのですか?」
マ「そうよ、うちの会社は残業は当然なの。」
僕「そうですか、僕は定時に帰るのが当然なので。会社の犬にはなれません。」
マ「そう、残念ね。それなら、この会社で働くことはできないわ」
僕「僕はプライベートを捨ててまであなたのように仕事できませんので。」

そして、そこから数週間後、
僕は東京でニート生活を送っていた。

なんかもっと楽で安定してて定時に帰れる仕事ないかなー!
そうだ!公務員とかいいかも!

公務員を目指すか!
続く

※この物語はノンフィクションです。
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途中で気づいた方もいるかもしれませんね。
これは、僕です(笑)

これ、なんで、
フィリピン人に僕が転職しろとか言ったのがマネージャーにバレたと思います?

同じ同僚の、
もう一人いた、
風俗ばっかりいってる残念な日本人の先輩が会社にちくったんですよ。

こういう悲しい人はどこにでもいるので注意が必要ですよ!
まあ、

定時に帰れる仕事に転職するなら、
定時を自分で決めれる起業の方が
絶対に簡単だよ

って、話でした。(笑)

終わり。

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