まいど、ひろきんです。
今日は公務員のエントリーシート(面接カード)について、元僕の経験や考えを交えながらまとめています。
ぜひ、面接カードを書く時の参考にしてみてくださいね!
公務員のエントリーシート(面接カード)とは

公務員試験を受ける際、面接に「面接カード」と呼ばれてるものが必用です。
このカードは志望動機などを書くもので、民間企業でいうと「エントリーシート」と呼ばれいるものですね。
中央省庁に勤めたい場合は官庁訪問を行いますが、その際にも公務員試験の面接カードとは別に
- 訪問カード
- 志望カード
などと呼ばれるものを提出する必要がありますよ。
公務員のエントリーシート(面接カード):落ちる原因になる?

面接カードの書き方が直接落ちる原因になることは少ないと言われています。
それというのも、面接カードはそんなにたくさんの量を記入するわけではありませんし、提出を面接の当日にすることもあるからです。
つまり、面接官もこのカードだけで判断するというのは難しいだろうというわけです。
よほど悪い書き方をしなければ、カードで落ちるということはないのではと思いますよ。
ただし、面接ではこのカードを元に質問などが行われます。
面接カード単体ではなく、面接の練習と紐づけて考えて書くのがおすすめですよ。
中には「実際の面接では、面接カードに関連する内容しか聞かれませんでした。」という人もいますから、自分のアピールしたいことを端的にまとめて書くのがおすすめとなります。
また、カードの書き方で面接官に良い印象を与えることもできますしね。
逆に良くない印象を与えてしまうと面接で不利になる可能性もあるということです。
https://twitter.com/ocean07103/status/1341681305029775360
最低限の書き方に沿って記入し、添削なども行って備えましょう。
公務員のエントリーシート(面接カード)のおすすめの書き方:基本部分

先に相手のことを考えよう
まずは、
- 相手が求めているのはどんな人物なのか
- なぜこの質問をしてきているのか
を考えましょう。
エントリーシート、面接カードというと「自分を知ってもらうもの」だと思って、まず「自分」を考えてしまうかもしれません。しかしそうではなく、まずは相手のことを考えてみましょう。
そしてその上で
「自分のどの部分を面接官に知ってもらいたいか」をまとめます。
それに沿って内容を書きます。
先に相手のことを考えると言っても、相手にまるっきり合わせていくというわけではありません。
相手の質問に答えるだけではなく、質問に答えるということを利用して自己PRをするということです。
相手主体ではなく、自分主体になりましょう。
また、相手が必用なものを持っていても、自分はそれを持っているよと伝えなければ意味がありません。
例えばあなたが「英語」と「数学」が得意だとします。
そして地元のとある学校が先生を募集していると想像してみましょう。その学校がこれから英語に力を入れていきたいとなったら、地元愛や数学だけをアピールして英語をアピールしなかったらもったいないですよね。
選択肢を潰していくと集中できます。
選択と集中をしっかりできたら成功以外道はありませぬ。
やりたいことの「選択と集中」をして、やるべきことの「選択と集中」をしてください。
最終的には1点集中。
これが一番大事。by大事マンブラザーズ
1点集中することで成功に近づきます!
— ひろきん@外注起業家 (@hirokin0325) October 6, 2021
相手のことを知るには
- 仕事内容を理解していることを伝える
- インターンや説明会などにいっておく
というのがおすすめです。
さらに、今の応募先の現状だけでなく、これからどんなことをが必用だと考えるのか、というのをまとめておくのもおすすめです。
各省庁や自治体のホームページやパンフレットなどに記載しているものを調べるのもいいですが、当選した議員さんのマニフェストなどを見るのも参考になりますよ。
また、「面接官の気持ちになってみる」というのも良いでしょう。
面接官は面接カードに書かれている内容を元に質問するわけですが
内容だけでなく、その場の
- コミュニケーション能力
- ストレス耐性
をみたいんですよね。
ということは、書いたことに対して突っ込まれても、おどおどせずに答えられるようなことを選んで記入するのがおすすめ、というわけです。
要するに、「『いいことを書かなきゃ』と取り繕うのではだめ」ということです。
自分を知る
自分のどんな部分を知ってもらいたいか、という点では、まず自分が自分のことを知らないといけませんよね。
それには
- 自己分析をする
- 客観的に自分のことを見る
ということが必用です。
自己分析をする際に、
自分はどんな人間なのか?
とただ考えるだけだと、かなりふわっとしていて、わかりにくいですよね。
そういう時は、過去を振り返ってみましょう。
大きいことから小さいことまでたくさんの経験をしてきた中で、何か共通点はないかを探してみるのがおすすめです。
僕なんかは改めて振り返ってみて、一見共通性の無いような経験でも、
「人の心を動かす」ということを意識してもしなくても自然と興味をもってやってきた
ということがわかったんです。
それが今でも続いていますし、得意分野になっています。
経験の中でも特に
- 自ら行動したこと
- どのようなことについてやりがいを感じるか
を述べた上で、志望動機やこれから挑戦したいことに繋げると内容にリアリティが出ますよ。
自分のことを客観的に見よう
自分のことを客観的にと言われても、「人のことだとうまく見えるのに、自分のことになるとわかんなくなっちゃう…」という場合もあると思います。
そういう時には自分をキャラクター化してみます。そして俯瞰でそれを見るようにするといいですよ。
事前に提出する場合は控えを取っておこう
地方公務員に応募する場合、面接当日提出する場合もありますが他にも
- 願書提出時に提出
- 一次試験当日に提出
- 一次試験合格後に郵送で提出
というケースがあります。
その時、目の前の面接カードに必死になって、書き終わったらほっとして控えも取らずに提出してしまう人がいます。
そして、いざ面接となった時に、エントリーシートと上手く噛み合わない人が結構いるようなんです。
面接当日に出す場合でもギリギリまで手元に持っておけるように、提出に必要な枚数+1枚コピーして何を書いたか確認できるように持っておきましょう。
公務員のエントリーシート(面接カード):志望動機や挑戦したい仕事について

志望動機欄には理由、意気込みを書こう
面接カードの志望動機の欄には
公務員になりたいと思った理由(なぜなら~)を書くだけでなく、意気込み(ですから○○の職員として△△をしたいですetc)を一緒に書くと思いが伝わりやすいでしょう。
「志望動機」なので理由を書かないのはNGですよ。
好きだから、とか興味があるから、だけではなく、実体験を交えて具体性を持たせながら、熱意を書くのがおすすめです。
他と比較しながら考えよう
志望動機を書く時、応募先だけにフォーカスするのではなく、
- なぜ民間企業ではなく公務員なのか
- なぜ他の自治体ではなくこの自治体なのか
など、他と比較すると分かりやすいです。
例えば公務員と民間企業で大きく違う点は
「利益に関係ないところで」人の役に立ちたいかどうか
というのがあるでしょう。
民間企業も人の役に立ちたいというのは同じでしょうが、どうしても会社の利益を出さないとやっていけないんですよね。
自治体に関しては、他の自治体との違いを明確にしたうえで、自分がその「違い」の部分に関わりたい、貢献できるポイントがある、などをアピールするのがおすすめです。
例えば「地元で貢献ポイントがあるわけじゃないんだけど…」という場合でも、ただ「地元が好きだから」というよりは、「ここに長く住んでいることで○○という部分を知っていて、そこに関わりたい/改善したい」などと言えた方が説得力があると思います。
挑戦したい仕事について
挑戦したい仕事については、応募先を事前調査をした上で興味のあるものを書くと良いです。
ただし、志望動機と同様に○○に興味があるから…だけではあまりよくないでしょう。
なぜそれに興味があるのか、理由や実体験を添えるのがおすすめです。
公務員のエントリーシート(面接カード):趣味や特技の欄に何を書く?

面接カードに趣味や特技を書くことがあります。
基本的には何でも良いですが「ギャンブル」とは書かない方がよいです。
また、「『披露できますか?』と面接官に言われた」という話も聞いたことがあります。
披露可能なものの場合、その場でやってみてと言われても対応できるものを書くか、どう見ても披露できない物を書いた方が無難でしょう。
公務員に向いていることをアピールできる趣味や特技を書くのも良い
いくつか趣味がある人は、公務員に必要とされる
「コツコツ」
「チームワーク」
「協調性」
「すぐに辞めない」
などが感じられる趣味だと良い印象になるかもしれません。
また、マイナーなものだと「これは何?」と聞かれるかもしれませんよね。
その時にうまく魅力を伝えられれば
- アピール上手
ということも伝えることができますね。
実直さとアピール上手を兼ね備えた人は自治体などで重宝されるかもしれませんよ。
ただし面接官に突っ込まれた時のことを考えて、本当の趣味を書きましょう!
公務員のエントリーシート(面接カード):添削してもらうのはどこがおすすめ?

公務員のエントリーシート(面接カード)を添削してもらうにあたって、公務員予備校に通っている人は予備校で添削してくれるでしょう。
しかし、予備校に行っていない人はできれば添削を無料もしくはできるだけ安くしてもらいたいですよね。
そんな時におすすめなのは
無料
- ハローワーク
- ジョブカフェ
- 大学生なら大学のキャリアセンター
有料だが予備校よりは安い
- ココナラ
などでやってもらうことです。
ハローワーク
特別区の筆記試験、通ってた〜!論文命
次は面接だ。面接官3人作って早速練習。
ハローワークさん!丁寧に面接カード添削して下さった。
アップドラフトさんにも3分間プレゼン添削して頂いた。あ〜ありがたい。感謝しかない。もっと頑張ろう pic.twitter.com/BhCGovT3ol
— ほわほわホワイト冬眠生活 (@kurosawa_963) June 25, 2021
https://twitter.com/S_shinsotu_yell/status/1440926404477136896
ハローワークは民間委託も進んでいますが、公務員の方が実際に働いているケースも多いです。
実際に採用された人の意見を聞けるのはありがたいですよね!
成功する人は、みな同じ考え方をもっています。例えば、ビジネスの基本とか、売るための思考方法とか、その1番有名なものとして、 『先に成功している人の方法を真似る』 ことです。ほんと、みんなやってます。てっとり早いのはもう、コンサルを受けることです。僕ももちろん依頼しましたよ。
— ひろきん@外注起業家 (@hirokin0325) September 14, 2021
ジョブカフェ
/
応募書類(履歴書・職務経歴書・面接カード・エントリーシートなど)のチェックができるようになりました✨
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相談が始まってからの画面共有での書類チェックになります(チャットやメールの書類送信は、個人情報保護の点から行っておりません。)
詳しくはこちら↓https://t.co/6EnObHLAjW pic.twitter.com/ru1rHaZORh— ジョブカフェちば (@jobcafe_mametan) October 6, 2021
ジョブカフェでは複数台のパソコンを用意し、情報の閲覧や応募書類の作成ができるようになっていることが多いようです。
常駐している相談員からアドバイスも受けられるので安心ですし、プリンターも用意されているので、
- 調べる
- 相談する
- 書類をつくって印刷
というのが一つの場所でできます。
忙しさから時間内に来館できない場合、テレビ電話やメールを使えるところも増えています。
他の求人のことについても聞けるので、比較対象としたい場合にも便利ですね!
大学のキャリアセンター
キャリアセンターに見てもらうのもありだと思いますよ! 規模の大きく公務員になる人が多い大学ならそういう環境もしっかり整ってると思います… 自分も特別区ではないけど、面接カードを見てもらったこともあるので…
— ヒカル@地方公務員 (@kencho_2021) January 18, 2021
大学生であれば「キャリアセンター」を使うと良いでしょう。
大学によっては公務員対策を1年時から行っているような大学もあります。
そういった大学では特にキャリアセンターに公務員の面接カードの相談をする学生も多く、キャリアセンター側も慣れていると思いますよ。積極的に活用しましょう!
ココナラ
面接の相談は以前残念な結果になった方からご依頼をよく頂きます。ヒアリングから原因分析と対策をおしえています。「公務員面接カード・面接全般の基礎的な相談にのります 短所を長所にみせる方法/ライバルと差別化する文章作成 など」 https://t.co/jmY3amRouC #ココナラ
— 公務員・就職対策塾 アオイ (@aoi_koumuin) October 10, 2021
「得意を売るならココナラ♪」というCMを見たことがあるかもしれません。
自分のスキルや経験を売ることができたり、そのサービスを購入できるのがココナラです。
プロの方から一般の元公務員の方、面接担当だった方などが面接カードの添削などをサービスとして出品していますよ。
価格は1,000~10,000円くらいが多いですね。
公務員予備校に行くと10万単位でお金がかかってしまうので、ココナラであればだいぶお得でしょう。
友達や家族との練習
学生などであれば友達同士で面接カードを見ながら面接の練習をするのも良いですよ。
公務員の家族や親せきがいれば、面接カードを見てもらうのもいいと思います。
自分が面接官の立場になってみたり添削してみると、自分の面接カードに足りない部分が見えてくるかもしれませんね。
まとめ
- 公務員のエントリーシートは、直接落ちる原因になることは少ない
- カードの書き方で面接官に良い印象を与えることができる可能性もある
- 相手が望むものを考えたうえで、自分が持っているものをアピールする
- 好きだから、とか興味があるから、だけではなく、実体験を交えながら具体的に書く
- 『いいことを書かなきゃ』と取り繕うのはだめ
- 添削を無料や安くやってもらう方法もあるので、最大限に利用する
これらがすべてではありませんし、絶対にこれをやったから成功するというものは無いでしょう。
タイミングなどもありますしね。
もしダメでも人生が終わるわけでもありませんし、公務員を合格した僕でも退職して幸せになった人間もいます。
とにかく、参考にできるものは参考にし、利用できるものは利用し、自分で動けるだけ動いてみるのがおすすめですよ!
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