まいど、ひろきんです。
今日は公務員のボーナスについてお話しします。
ボーナスって大事ですよね。欲しいものを買うのはもちろん、仕事のモチベーションアップにもなりますからね。
公務員ってボーナスはいつ頃もらえるの?新卒や新規採用だったらいつからもらえる?退職する時はボーナス的に良いタイミングはいつ?
などなど、この記事では特に日程や時期についてまとめていますよ。
これから公務員になってボーナスをもらう人も、実は辞めたいんだけどボーナス待ってから…なんていう人も参考にしてくださいね。
公務員のボーナスの時期 支給日や基準日は?2021年分はいつもらえる?
公務員がボーナスをもらえる時期は、
- 国家公務員→夏のボーナス:6月30日/冬のボーナス:12月10日
- 地方公務員→自治体により異なるが、だいたいは国家公務員と同じくらいの時期
となっています。
国家公務員の賞与の支給日は、人事院の規則で決まっていますよ。
6月30日や12月10日が土日だった場合は、その直前の平日が支給日となります。
例えば6月30日が土曜日なら、その年の夏のボーナスの支給は6月29日金曜日ですし、6月30日が日曜日なら6月28日が支給日というわけです。
地方公務員では、自治体によってはボーナスが三回に分けられているところもあります。
▼広島県福山市の例
引用:福山市
広島県の福山市での期末手当の支給日、規則によって3月20日、6月30日、12月20日となっています。
3回と言っても多くもらえているわけではありません。
1年にもらえる賞与を2回に分けるか3回に分けるかの違いです。
国家公務員は6月30日/12月10日
- 2021年6月30日は水曜日
- 2021年12月10日は金曜日
地方公務員は自治体によって異なるが、だいたい国家公務員と同じ時期
国家公務員は6月1日/12月10日
地方公務員は自治体によって異なるが、だいたい国家公務員と同時期
ボーナスのタイミングでまとまったお金を使って得する方法や注意点
ボーナスでまとまったお金が入ってくると、何に使おうかとウキウキしますよね。ボーナスの時期に合わせてセールが行われるのでついつい贅沢したくなります。
ただし、貴重なボーナスですからお得になるように使って将来に備えると良いですよ。
ボーナスは投資に回すのがおすすめ
公務員は比較的安定して収入が得られるとはいえ、お給料だけでは「隅々まで気に入ったマイホームを買い、子供には何でも好きなことさせてやるぞ!」というほどの資金を貯めるのは難しいかもしれません。
そこでおすすめなのが投資です。
株式投資は少額からできるものもあります。しかし、ボーナスを活用し20万円近くの予算を作ると有名な企業やお得な優待付きの株を買うことができますよ。
株は資産運用であって、「副業」に当たらないので、公務員でもできますしね。
僕は公務員時代に不動産投資もやって副収入を得ていたので、興味があれば不動産投資もおすすめですよ。公務員はローンも組みやすいので不動産投資に向いていますが、ボーナスでできるだけ頭金を現金で入れることで金利を抑えることができるんです。
ボーナス時期にローンの返済額を多くするときは注意
不動産投資などで住宅ローンを組む場合、返済をボーナス時期だけ一定の割合で多くするという方法があります。
それによって月々の返済額や返済年数を抑えることができますよ。
しかし、その時にボーナス返済に頼りすぎないよう注意が必要です。
公務員はボーナスが支給されることが決まっていますし、今までも大きな変動はあまりなかったとは言え、これからもずっと減らないという保証があるわけではありません。
なぜなら、公務員のボーナスの額は民間企業のボーナスを参考に決められているからです。
不景気になれば、民間企業のボーナスも減りますから、公務員のボーナスもそれに乗じて減る可能性は大いにあります。
また、ローンの返済以外にも使いたいという場合も出てくるかもしれませんしね。
ですからローンの返済をボーナス時期に増額する場合、あまりギリギリの額にしないように計画しましょう。
しかし、ボーナス返済に頼りすぎないよう注意。
公務員でもできる!ふるさと納税もおすすめ
いきなり株や不動産投資は…と思う場合、手軽にできてお得な「ふるさと納税」もおすすめですよ。
ふるさと納税は最終的に翌年の税金が控除されますが、最初は自分でお金を払う必要があります。
ふるさと納税の金額はまちまちですが、1つ申し込むのにだいたい1~2万円かかるものが多いんですよ。でも、ボーナスをもらったタイミングならやりやすいと思います。
例えば「6月のボーナスで7~9月にかけて出てくるお米などの返礼品があるふるさと納税に申し込む」などです。
お米のように常温で置いておけて日持ちするものはおすすめですよ。お米ってふるさと納税で手に入れなくても日常で買うので、そういったものをよりお得に手に入れるのは上手な使い方ですよね。
12月から年末にかけてはイクラ、ホタテ、カニなどの返礼品が出てきて人気です。年末で親戚が集まるときにあったら便利そうですよね。
しかし、ふるさと納税の寄付金控除は1月1日から12月31日を区切りにしているため、年末にかけて駆け込みでふるさと納税を申し込む人が多くなるので品薄になります。
12月のボーナスを使ってふるさと納税を申し込むなら、すぐではなく次の年や別の投資にまわすというのも良いと思いますよ。
公務員でもふるさと納税はできますし、お勧めの返礼品、申し込みを楽に、しかもお得にする方法などについて紹介した記事があるので、よかったら参考にしてくださいね。
公務員のボーナスの有無が決まる「基準日」はいつ?
公務員の賞与がもらえるかもらえないかは「基準日」に在職しているかどうかで決まります。
そしてその基準日までの期間に、「どのくらい在職していたか」や「どのくらいの成績を収めたか」でもらえる額が変わるんですよ。
在職期間に応じてもらえる賞与が「期末手当」、一方の業務成績によってもらえるのが「勤勉手当」です。
期末手当も勤勉手当も6月1日、12月1日に在職していると支払われ、これが「基準日」です。
ボーナス前に退職しても、基準日前1か月以内であれば、減額はされますがボーナスはもらえます。
公務員のボーナス 新規採用、新卒はいつからもらえる?
公務員の新規採用者には新卒や中途採用がありますが、入ったばかりでボーナスがもらえるのか?と気になりますよね。
公務員は新卒、中途採用問わず、4月に採用されれば職員になった年の夏のボーナスからもらえます。
民間ではボーナスを出さなければいけないと決まっているわけではないので、新卒に対してボーナスが無い会社もありますから、これは公務員のメリットでもありますね。
もちろん満額を100%としたとき、新規採用職員は在職期間が短いので額は減ります。
▼期末手当の在職期間割合
在 職 期 間 | 割 合 |
6箇月 | 100/100 |
5箇月以上6箇月未満 | 80/100 |
3箇月以上5個月未満 | 60/100 |
3箇月未満 | 30/100 |
参照:人事院
▼勤勉手当の期間率
勤務期間 | 割合 |
6ヶ月 | 100% |
5ヶ月15日~6ヶ月 | 95% |
5ヶ月~5ヶ月15日 | 90% |
4ヶ月15日~5ヶ月 | 80% |
4ヶ月~4ヶ月15日 | 70% |
3ヶ月15日~4ヶ月 | 60% |
3ヶ月~3ヶ月15日 | 50% |
2ヶ月15日~3ヶ月 | 40% |
2ヶ月~2ヶ月15日 | 30% |
1ヶ月15日~2ヶ月 | 20% |
1ヶ月~1ヶ月15日 | 15% |
15日~1ヶ月 | 10% |
15日未満 | 5% |
0日 | 0% |
参照:人事院
4月に入って在職期間は2か月間ですから、満額に対して3割ですね。しかも新卒はボーナスの計算のベースとなる初任給が2年目以降に比べると少ないので、ボーナスも少ないです。金額でいうとだいたい10~13万円くらいが多いようですね。
地域手当や扶養手当などがある人で、13万円くらいだったという声もありますよ。
地方公務員ではそれぞれの自治体で、ボーナスの計算のベースとなる月給が違います。それによって新規採用職員に支払われるボーナスの金額も変わってきますよ。
民間企業ではもっとまちまちで、0~10万円程度と差があるようですから、もらえると決まっているだけいいかもしれませんけどね。
公務員のボーナスは夏は10万、冬は40万くらいっすよ。新卒1年目は
— さんと (@310s_sobeaty) December 17, 2018
公務員 ボーナスをもらってから退職したい!?ベストなタイミングはいつ?
退職を考えている場合、できるだけボーナスをもらってから辞めようかな、と思いませんか?
公務員のボーナスは6月1日、12月1日が基準日ですから、6月1日/12月1日以降であれば夏/冬のボーナスは満額もらえます。
ただ、立場によってはこんなニュースが出ることもあります。
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こんなこと言われそうにない、言われても関係ないというのであれば、基準日までは在職してボーナスはしっかりもらって辞める方が良いですよね。
また、基準日前1か月以内に退職するのであればボーナスは支払われます。ただしその場合は、満額ではありませんよ。
さらに、月末ピッタリまで在職すると、社会保険料がその月分までかかります。
例えば5月31日で退職すると5月分の社会保険料がかかります。一方で5月30日で退職すると4月分までで良いことになるんですよ。
引き継ぎや転職先での勤務スタート日など様々な問題などがあると思いますが、ボーナスや保険料のタイミングなども考慮して退職のスケジュールを組むのがおすすめです。
まとめ
- 公務員のボーナス支給日は国家公務員の場合6月30日、12月10日の2回
- 地方公務員のボーナスはだいたい国家公務員と同じ時期に支給されるが、自治体によっては3回に分けられている
- 公務員は新規採用職員(新卒、中途採用問わず)夏のボーナスからもらえる
- 退職するならボーナスの基準日まえ一か月以内がおすすめ
公務員は民間の賞与を参考に額が決められていますが、日程やもらえること自体が安定しているのでそこはメリットですね。
一方で、民間企業に比べて「ものすごく儲かる可能性がある」という仕事ではないので、ボーナスがめっちゃもらえるということもほぼないと言っていいでしょう。
さらに、「新型コロナウイルスなどで一般企業がボーナス無し!となっている中、公務員はもらえるなんて。」なんて言われてしまうのも悲しい点ではあります。
ただ、ボーナスがすべてではありませんし、そのような批判を言われるのが無理だったら公務員はきついかもしれませんね。
公務員目指すか悩んでるんだけど…という人は公務員に向いているかについて書いた記事も参考に見てみてくださいね。
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