公務員がお金を借りる時のおすすめと注意点。メリットデメリットを知り比較検討しよう

公務員 お金借りる

公務員になるとお金を借りるのに優遇措置があったり、借りやすいというのを聞いたことがあるでしょうか?

実際に公務員は融資を受けやすいのですが、条件などは融資をしてくれる機関によって様々です。

今日はどんな時にどんな場所から借りるのが良いのか、また、限度額などを調査してみました。

借入を考えている公務員の方は参考にしてみて下さいね。

 

公務員がお金を借りられるのはどこから?

公務員がお金を借りられるのはどこから?

公務員がお金を借りられるのは

  • 共済組合
  • 民間の銀行
  • 消費者金融

などからです。

公務員は年齢などによってはそこまでお給料は高くないですが、ボーナス、退職金を含め「安定している」職業です。

そのためどの機関からも比較的お金を借りやすいです。

公務員ならでは!共済のメリット

公務員ではない人に比べて「共済」という選択肢があるのが大きいですね。

それというのも、共済からの貸付は金利が他の金融機関よりも低かったり連帯保証人や保証料、抵当権設定が不要なんです。

また、繰り上げ返済時の手数料がかからない、審査が通りやすいんですよ。

共済にもデメリットはある

共済にはメリットだけでなく、デメリットもあります。

  • お金を借りるのに目的が明確でないといけない
  • 上司の承認がいる
  • 書類などをそろえるのに時間がかかるので、急ぎの時には向いていない

など少し面倒なこともあるんですよね。

また、

  • すべての貸付の金利が民間よりも低いというわけではない
  • 貸付の金額に上限があり、借りたい金額に足りない

というケースもあります。

 

メリット、デメリットを把握したり、少々手間でもシミュレーションをしてどこから借りるのが良いのか比較検討するのがおすすめです。

 

公務員:家の購入費用なら共済の住宅貸付と民間の住宅ローンどっちが良い?

公務員 家の購入費用なら共済の住宅貸付と民間の住宅ローンどっちが良い

公務員の場合、家の購入費用を借りるのに「共済の住宅貸付」を利用するというのもあります。

しかし、住宅ローンに関しては、共済貸付よりも銀行のほうが低金利で借りられるケースが多いです。

▼年利比較

  年利  
地方公務員の共済(例:千葉県市町村職員共済組合) 1.26% 在宅介護対応住宅に係る加算部分は1.00%
国家公務員の共済(例:国土交通省共済組合) 1.31%  
JA横浜 基準金利 キャンペーン等(一部例)
2.475%(変動金利) JA住宅ローンとくとくプラン
2.85~3.34%(固定金利選択) 年利0.55~0.6%
三菱UFJ銀行 基準金利 キャンペーン等(一部例)
2.675%(変動金利) ずーっとうれしい金利コース(変動金利)
31.9~4.85%(固定特約期間選択) 完済までその時点の基準金利より
1.35~1.7%(固定金利) 年-2.2%もしくは年-2.05%
みずほ銀行 基準金利 キャンペーン等(一部例)
2.475%(変動金利) ネット住宅ローン・ローン取り扱い手数料型
2.55~3.20%(固定金利選択) 年-1.80~-2.1%
1.5~1.63%(全期間固定金利)  

ちなみに僕は不動産投資のために融資を受けていましたが、メガバンクを使っていました。

公務員の不動産投資:失敗も規則違反もしたくない!おすすめの方法は?

 

共済の住宅貸付の限度額は低めなので、住宅の購入資金には足りないということもあります。

地方公務員の場合、共済からの住宅貸付は、【給料月額】と【組合員期間に応じた月数】かけた額か、特例例限度額や最低保障額のいずれか高い金額までしか借りれません。さらに、最高でも1,800万円となります。

▼千葉市町村職員共済組合の住宅貸付限度額の例

組合員期間 乗じる月数
1年以上6年未満 7月
6年以上11年未満 15月
11年以上16年未満 22月
16年以上20年未満 28月
20年以上25年未満 43月
25年以上30年未満 60月
30年以上 69月

 

特例限度額
3年未満 100万円
3年以上7年未満 400万円
7年以上12年未満 700万円
12年以上17年未満 900万円
17年以上 1,100万円

参照:千葉市町村職員共済組合

国家公務員と地方公務員では貸付の上限や最低保障の金額が異なります。

▼国土交通省共済組合の住宅貸付限度額の例

組合員期間 最高限度額 最低保障額
3年以上5年未満 1,200万円 300万円
5年以上10年未満 400万円
10年以上15年未満 2,000万円 700万円
15年以上20年未満 1,200万円
20年以上 1,400万円

参照:国土交通省共済組合

地域や職種(同じ地方公務員でも公立学校共済組合東京都職員信用組合など)などによって上限額、年利を含む詳細や、キャンペーン内容が異なっている場合があります。

また、ここに記載している以外にも色々なキャンペーンがありますし、申し込み時期によって年利も異なるケースがあります。

詳しくは所属団体やお近くの金融機関に問い合わせてみてくださいね。

ネット銀行もメリットデメリットがある

auじぶん銀行や、PayPay銀行など実店舗を持たない「ネット銀行」があります。

これらの銀行でも比較的低い金利で住宅ローンを組むことができます。

ネット銀行の収益の要は、融資による利息収入というよりは、通信・決済サービスの手数料収入になっていることが多いです。

低金利の住宅ローンで利用者を取り込んで、通信サービスや電子マネーのシェア拡大につなげようというわけですね。

融資を本業視していないからこそ低金利を続けられている、ということでしょう。

良い評価も多い一方、デメリットはないか口コミを見てみると、

  • 口座開設が遅い
  • パソコンやスマホで申し込みをするのが不安な人には不向き

という声があります。

ネット銀行で住宅ローンを申し込む時に、その銀行の口座を開設しないといけないことが多いです。

また、ローンの申し込み時には必要でなくても、返済する時に使えるのがその銀行の口座限定というケースもあります。

 

ネットだとすぐ終わりそうと思いがちですが、口座開設をし始めてから実際に使えるようになるまでに1週間から10日はかかると思っておいた方が良いでしょう。

銀行にもよりますが、申し込み自体はその日に終わっても審査に時間がかかったり、カードが届くまでに時間がかかります。

対面でないと、余計に不安になりやすいというのはあると思います。

特に住宅の購入時にはかなり大きな額を動かすことになりますよね。「そもそもその機関が信用できるのか」というのは大きなポイントになるでしょう。

 

ネット銀行は共済やメガバンクなどにはない様々なサービスが受けられるということもあります。

自分に合うかどうか、よく検討するのがおすすめです。

 

 

公務員:車や家電などの購入費用を借りるならどこからが良い? 

公務員 車や家電などの購入費用を借りるならどこからが良い

公務員で車や家電など生活必需品を買うのにローンを組みたいとなれば、共済を利用すると金利が低くおすすめです。 

  年利
地方公務員の共済(例:千葉県市町村職員共済組合) 普通貸付1.26%
国家公務員の共済(例:国土交通省共済組合) 普通貸付4.26%
JA横浜 JAマイカーローン(ニコス型)とくとくプラン
年利1.59~4.15%(固定金利)
JAフリーローン
5.775%~8.175%(変動金利)
6.90%~9.30%(固定金利)
JA多目的ローン
5.125%(変動金利)
6.25%(固定金利)
三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン
2.975%(変動金利)
ネットDEマイカーローン(据置タイプ)
3.975%(変動金利)
みずほ銀行 多目的ローン
5.875%(変動金利)
6.6%(固定金利)
住宅ローン利用者専用口
3.35%(変動金利)
3.85(固定金利)

 

金利の低さはメリットですが、地方公務員でも国家公務員でも、借りれる限度額が月給の6倍、中でも地方公務員は最高200万円まで、というケースが多いです。

また、国家公務員だと、借りる目的によっては民間の銀行を利用した方が金利が低く済むかもしれません。

公務員だから共済一択!と思わず、しっかり比較するのがおすすめです。

JA

JAでは用途によって利率が異なります。また、みずほ銀行やUFJが20歳以上からしか借りられないのに対し、JAだと給料をもらっていれば18歳から借りられます。

三菱UFJ銀行

UFJでは多目的ローンのようなローンは現在新規の申し込みをしてないんですが、他のメガバンクよりもマイカーローンの金利が低い傾向にあります。

ただし、ネットでの申し込みになるので、ネットが苦手な場合は要検討した方が良いかもしれません。

みずほ銀行

みずほ銀行は、「マイカーローン」のような車専用のローンは取り扱いがありません。過去には新車ローンというものがあったのですが、2016年に新規申し込みを停止しているんです。

一方、多目的ローンも車の購入に利用でき、みずほ銀行の住宅ローンを利用していると多目的ローンの年利も低くなるプランがあるのが特徴です。

 

公務員:消費者金融にお金を借りている人もいるが…

公務員でも消費者金融にお金を借りている人がいます。

事情は様々だと思いますが、

  • 生活資金が足りない、次の給料で返せばいい
  • 旅行や冠婚葬祭などで急にまとまったお金が必用になった(すぐに欲しい)

などの理由が多いと思います。

また、「家族に相談できない」、「バレたくない」ということも多いでしょう。

消費者金融と言っても計画的に使えば問題ないとは思います。

それに、僕も元公務員ですし、若いうちはお給料も高くはないことはわかります。

しかし。そもそも公務員でお給料やボーナスをもらっていて「計画的」であれば消費者金融に頼らないといけないケースは少ないと思います。

また、生活費が足りないから…というのも、今月の生活費が足りないのに何も見直さなければ、来月も足りなくなるのでは?と思いますよ。

「急なまとまったお金」は、金額が大きいと返すのが大変になりますしね。

家族に相談できない人は要注意

そして重大なのが、「家族に相談できない」ということです。

相談できない→借りた→返せない→さらに借りる…

という負のループにはまりがちになります。

迷惑、心配をかけたくないと思って言えないことがあるようですが、結局どうしようもないほど借金が莫大になってからバレて、余計に迷惑がかかることも多いです。

本当に迷惑をかけたくないなら、最初に相談したほうが良いですよ。

お金を増やしたいなら、副業という方法がある

借金をしないと生活できないという人は、まず今までの生活を見直すことが大事です。それでもお金がもっと欲しいという場合は副業もできます。

公務員は原則副業ができない決まりになっていますが、規程に反しないで副収入を得る方法があるんですよ。

融資を受けやすいことを利用して不動産投資などをする方法がありますし、僕もそれで成功しています。メルマガに登録していただければそのあたりの相談に乗らせていただくことも可能です。

【起業も可能】公務員しながらできる副業30選!!禁止でもバレない方法と僕の実例

あとは、申し込みをしたり、保険などの相談をしてポイントや現金がもらえるサービスなどを活用する方法というのもあります。

手間だな…と思うかもしれませんが、消費者金融にお金を借りるリスクよりは良いと思いますよ。

 

しかし、カード発行やポイントバックの案件とは違い、投資話で「誰でも簡単にできます」というのは無いと思った方が良いです。

僕も不動産投資に関しては本などで勉強し、計画を立てて、着実に行ったので成功しましたが、正直誰でも考えなしに簡単にぽちっとやればできるようなことじゃないと思います。

簡単に儲けられる投資なら、すごい投資家の人たちが全部かっさらっていって、末端には降りてこないですよ。

詐欺に合わないように気を付けましょう!

 

 

まとめ

  • 公務員は共済組合や民間の銀行、消費者金融からお金を借りやすい(融資を受けやすい)職業
  • 共済からの貸付はは公務員が受けられる恩恵の一つ。ただし、目的によっては民間の方が金利が低いこともある。
  • 公務員でも消費者金融からお金を借りている人もいる。しかし、消費者金融からお金を借りる前に生活を見直すなど支出を抑えること、収入を増やす方法を検討することがおすすめ

公務員は共済も利用でき、民間の企業よりも選択肢が多く金利も低く抑えられる可能性があります。

どの機関を利用すればよいのかは、人によっても異なりますし、年齢、目的によっても変わります。

複数の機関で比較、シミュレーションをしたり、柔軟に考えることがおすすめです。

 

また公務員は融資を受けやすいので、その特権をうまく使えば収入を増やすこともできます。

一方、お金を借りやすいがゆえに、投資話を持ち掛けられたりすることもあると思います。

簡単に、絶対に成功するということではありませんので心にとめておいた方が良いでしょう。

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