公務員の人気が低下してる?その原因を元公務員の経験もあわせて考えてみた

公務員 人気 アイキャッチ

まいど、ひろきんです。

今日は公務員の人気についてです。

公務員は就職したいランキングでも上位で人気があります。

しかし最近、倍率や申し込み者数が低迷しているようなんです。

それはなぜなのか?

元公務員の僕の経験とともにご紹介します。

 

公務員が人気低下?国家公務員総合職の申込者数は6年ぶりに増加したものの…

公務員 人気
  • 公務員への申し込み者数はここ数年低下している
  • 2022年、6年ぶりに国家公務員総合職の申し込み者数は増加したが、過去2番目の少なさ

公務員は高校生や大学生、すでに就職している大人の「なりたい職業」の上位で、人気です。産休育休制度をはじめとした福利厚生などがしっかりしていたり、収入の安定などがその理由でもあるでしょう。

しかし、ここ数年では人気が低下していると言われているんです。なぜかというと、試験への応募者数や倍率が低下傾向にあるからなんですよ。

ではなぜ、応募や倍率が減っているのでしょうか?

 

元公務員の僕の経験を踏まえ、3つ理由を絞ってみましたよ。

公務員の人気が低下!?

公務員試験の申し込み者数、倍率が減っている

その理由として

  1. 仕事内容に魅力を感じない
  2. 残業が多い(サービス残業もある)
  3. 安定していない

などが考えられる

 

なぜ公務員の人気が低下?理由①仕事内容に魅力を感じない!?

公務員の人気が低下していると思われる理由の一つに「仕事の内容に魅力を感じない」ということがあります。

人事院が行った令和3年度の「本年度就職活動を終えた学生を対象とする意識調査」によると、国家公務員の仕事や働き方に対するイメージは「国民のためにやりがいのある仕事」と答える人も多い一方で、国家公務員を志望しなかった理由を「公務員の業務内容に魅力を感じなかった」と回答しているひとも結構いるんですよね。

▼【令和3年度 本年度就職活動を終えた学生を対象とする意識調査】職業として国家公務員を選ばなかった理由

公務員 人気 魅力 ない

引用:人事院

公務員を志望している人でさえ、「漠然と公務員を目指している」、「周りに言われるから公務員になろうと思っている」と”仕事の内容”が志望動機じゃない人も結構いるのが実情ですね。

そのため、「公務員になりたい理由」を面接で言うのが一苦労、という人も結構いるようです。

公務員の場合は国や地方という大きな枠での仕事や地域のためになくてはならない仕事ではあっても、「実際はルーティンワークが多く、魅力的とは言えない」というパターンもあるでしょう。

また、地方公務員で一般職であれば異動も多く担当の仕事も変わります。技術であっても事務仕事をすることも多いです。

それによって、民間企業に求めるような「この仕事を極める」、「成長する」というような感覚からくる”やりがい”を感じにくい、となりがちなんですよ。

ルーティンワークや専門的でない傾向があることなどは、今に始まったことではありません。

しかしSNSがよく使われるようになって、実際に働いている人の声や、僕のように退職した「元公務員」の、リアルな声が届きやすくなったことで、公務員の仕事に対するイメージが良くも悪くもつきやすくなっているかもしれませんね。

ちなみに、僕は公務員を辞めましたがそれは僕に合っていなかったからです。

もちろん公務員の仕事にやりがいを持っている人もたくさんいます。

誇れる仕事でもあります。

つらいこともいろいろあって退職した僕ですが、それでも否定はしないし尊敬していますよ。

 

なぜ公務員の人気が低下?理由②残業が多い(サービス残業もある)

公務員になりたいと思う理由に、「定時で帰れそうだから」というのもあるでしょう。

しかし、職場によっては残業はかなり多いです。そのことがこれから就職先を探している人たちの耳にも入り、人気低下につながっていると考えられます。

例えば公務員の中でも霞が関では国会の会期中の残業時間が”ヤバい”ことになっています。

ちなみに、僕の場合はサービス残業をかなり経験しました。していない人いないんじゃない?というくらい当たり前でしたね。(実際には残業やサビ残をしていない職場もあるようですが)

公務員はサービス残業がある?しない?提訴や告発の例はある?

 

なぜ公務員の人気が低下?理由③安定していない!?

※動画内では60歳までと言っていますが、公務員の定年は今後引き上げられます

 

身分が法律で守られたりお給料が安定しているため、公務員になりたいという場合もあるでしょう。

しかし、法律は永遠にそのままというわけではありません。

民営化や委託も進んでいて、公務員だったのに公務員じゃなくなる、ポジションがなくなるということもあります。

さらに、法律でクビにできないから悪質ないじめなどで自主退職させたり、鬱→休業に追い込んだりする現状もあります。

僕も元公務員時代、そんな風に事実クビをさせられていた人を見てきました。

 

 

不人気な部分もあるけど…それでも公務員になりたいなら

公務員が最近不人気な理由を書いてきましたし僕は公務員を辞めましたが、公務員を否定しているわけではありません。

どんな職業だってデメリット、自分への向き不向きはあるものです。

 

仕事内容に魅力を感じるかは人それぞれですし、サビ残ばかりのブラック企業もたくさんあると思います。

安定にしても、民間企業であれば雇用やお給料が景気に左右されやすいですし、ハラスメントがあるところもあるでしょう。

公務員はそういうのが少ないのかな?とハードルが上がっていて、マイナスな部分がより悪く見えるというのもあると思います。

 

じゃあ、どないすればええねん!と思いますよね。

僕個人的には、「公務員を続けても辞めてもいい状況を作れたら、安定に近づく」と思います。

これは僕が実際にそういう風に行動し、今の僕なりの幸せを手に入れたからです。

僕は不動産投資で収入を増やして、家族を守るために必要な収入的に公務員を辞めても大丈夫な状況に持っていき、退職を選んだんです。そしてネットビジネスで起業しました。

公務員でなければここまで不動産投資を拡大できていなかったと思うので、公務員になってよかったと思っていますよ。

もちろん起業は大変ですし絶対に将来安泰、不安要素0(ゼロ)とは言えません。しかし、少なくとも前よりは多い収入と家族との時間が増え、心の安定は手に入れましたね。

 

公務員じゃない仕事に就くか、公務員をやりながら不足を補ったり生活を向上させるために動くか、どちらが幸せかはあなたにしかわからないことです。

ぜひ、少しでも楽しさを感じながら過ごせるように行動してみてくださいね!

 

まとめ

  • 公務員試験の申し込み者数も倍率も下がっていることから、公務員の人気は低下しているといわれている
  • 業務内容に対する魅力の低さや残業の多さ、安定の無さ(少なくとも、そういうイメージを持っている人がいる)などがあり、それがSNSなどで伝わりやすくなっていることも公務員の人気低下につながると考えられる
  • ”人気”にとらわれすぎず、自分の満足いくように選択、行動するのがおすすめ

公務員は不景気の時こそ人気のある職業だったりもしましたが、それも最近は変わってきているようです。

情報を手に入れやすくなっているので、安易な判断や行動を防げるという点は良いことですね。

しかし、情報にとらわれて動けないのではもったいないです。

ぜひ自分に合った幸せのため決めたり動いたりしてみてくださいね!

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