現在は、メディア事業や情報発信をメインに活動。外部パートナーと連携した仕組み化で、労働時間がゼロに近い状態にも関わらず月収100万円を切ったことがない。経営コンサルタントとして、収益が出るサイト制作、SNS活用のコンサルティングやセミナー講師としても活躍しており、YouTuber&ブロガーでもある。また、不動産投資も行なっており、資産は1億3300万円。毎月の家賃収入だけでも200万円以上を得ている。公務員からの脱出劇と自由な生活を手に入れる秘訣を綴った「LIFE BREAK」を出版(メルマガ登録で無料購読可能)。情報発信で稼ぐ方法やこれまでのノウハウをオンラインメール講座にて配信。受講者から多数の成功者を輩出する。
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夢の年収1000万円という言葉があるように、年収1000万円は、高給取りの目安になっています。
統計によると、日本で年収1000万円を稼いでいる人は、全労働者の4%と言われています。
公務員も、年収1000万円を目指せるのでしょうか。
元公務員の僕が、国や地方のデータ、更には実体験を元に解説していきます。
公務員で年収1000万円超えは可能だが厳しい
国家公務員、地方公務員によって違いはありますが、どちらも可能です。
しかし、かなりハードルが高い上に、時間がかかります。
まず国家公務員のモデル給与を見ていきます。
・国家公務員
職務段階 |
年齢 |
月額 |
年間給与 |
係員 |
18歳 (高卒初任給) |
150,600円 |
2,468,000円 |
係員 |
22歳 (大卒初任給) |
182,200円 |
2,986,000円 |
係員 |
25歳 |
193,900円 |
3,178,000円 |
係員 |
30歳 |
228,100円 |
3,739,000円 |
係長 |
35歳 |
273,600円 |
4,544,000円 |
係長 |
40歳 |
299,000円 |
4,982,000円 |
地方機関課長 |
50歳 |
413,200円 |
6,730,000円 |
本府省課長補佐 |
35歳 |
440,600円 |
7,314,000円 |
本府省課長 |
50歳 |
749,400円 |
12,659,000円 |
本府省局長 |
ー |
1,074,000円 |
17,804,000円 |
事務次官 |
ー |
1,410,000円 |
23,374,000円 |
「給与勧告の仕組みと本年の勧告のポイント」(令和2年度人事院)
(https://www.jinji.go.jp/kankoku/h30/h30_top.html)より一部抜粋
上記の通り、本庁省課長クラスになると、1000万円超えてきます。
勤続30年といったところですね。
意外と時間がかかるな、という印象です。
そしてこの本省庁課長は、国家一般職の人がなることは、非常に少ないです。
ある程度の出世が約束されている国家総合職の人たちに対して、完全に実力で戦っていき、勝ち残っていくことが必要になります。
国家総合職、国家一般職という言葉が出てきました。
ここで、国家総合職と、国家一般職の解説をします。
国家公務員には、国家総合職(キャリア)と、国家一般職(ノンキャリア)の2種類に分けられます。
・国家総合職 いわゆるキャリアと呼ばれる官僚たち。本府省庁、つまり政府のもとで働く人。 部署間の移動を繰り返しながら、昇り詰めていく。ある程度の出世は約束されているため、課長まではなれる。 ・国家一般職 本府省庁の霞が関や、地方の出先機関にて事務方の仕事を行う人。
1000万円を稼ぐには、国家総合職(キャリア官僚試験)に合格して激務をこなし、かつ出世レースに生き残ることが求められるため、かなり難易度が高いです。
僕が働いた当初は、公務員は出世レースなど存在しないと思っていたので、驚きました。
公務員は着実と給与は上がっていくものの、上にあがっていくために頑張っていくのは、民間企業と変わらないですね。
では、地方公務員の場合を、次で解説していきます。
・地方公務員
自治体で発表されている給与例をまとめました。
給料月額 |
年収 |
|
25歳係員 |
220,920円 |
3,678,000円 |
35歳課長代理 |
307,300円 |
6,243,000円 |
45歳課長 |
606,600円 |
10,238,000円 |
50歳部長 |
762,960円 |
13,036,000円 |
「東京都人事委員会ホームページ」(https://www.saiyou.metro.tokyo.lg.jp/kyuuyokettei.html)より抜粋
東京都は、地方公務員の中でも平均年収が高いです。
なんと45歳の若さで、1000万円を超えています。
早いですね。ただ、東京都は財源も豊富なので、異例のケースです。
次に、地方の給与例も見ていきましょう。
役職 |
年齢 |
家族構成 |
勧告前 |
勧告後 |
主事 |
25歳 |
独身 |
327.8万円 |
331.5万円 |
主任 |
35歳 |
配偶者、子供1人 |
535.5万円 |
540.9万円 |
係長 |
45歳 |
配偶者、子供2人 |
676.3万円 |
683.6万円 |
補佐 |
50歳 |
配偶者、子供2人 |
713.0万円 |
720.5万円 |
課長 |
55歳 |
配偶者 |
808.6万円 |
814.0万円 |
部長 |
58歳 |
配偶者 |
1,088.4万円 |
1,096.4万円 |
(http://www.pref.gunma.jp/contents/100035223.pdf)より抜粋「職員の給与に関する報告及び勧告の概要(平成29年)」(群馬県人事委員会)
群馬県は、人事院が発表した地方公務員の年収ランキングで、都道府県で17位と中位にあります。
なので1番身近なモデルケースといえます。
60歳目前に部長になって、1000万円を超えです。
ただ、60歳ならもう退職も見えてくるので、民間企業のほうが早く1000万円に届くかもと感じました。
地方公務員が1000万円まで到達するには、より時間がかかると言えますね。
しかも、誰もが部長クラスになれるわけではありません。
どれほど難しいのか、次で解説していきます。
1000万円超えるまでの流れ
課長、部長、局長クラスになろう
このクラスになると1000万円は確実でしょう。
しかし狭き門です。
群馬県が発表している地方公務員(一般職のみ)の内訳を、まとめました。
全体人数 | 4,897人 |
課長 | 92人 |
部長 | 9人 |
局長 | 10人 |
引用 「職務の級及び諸規制上の段階ごとの職員数(令和2年4月1日時点)」(https://www.pref.gunma.jp/)
5,000人近くの人数がいて、部長が10人切ります。かなり厳しいですよね。
しかも、前述の通り、部長になれたとしても60歳手前です。
僕が地方公務員として働いていた時、「バリバリ働いて、いっぱい稼ぐぞ」と意気込んでいた上司は、出世までの時間がかかりすぎてリタイアしていました。
逆に地道にコツコツ、真面目に仕事をこなしていた人が、課長や部長になっていました。
そこまで出世意欲が強いわけではないけれど、勤勉な人が公務員で成功するのかもしれません。
どうすれば超えられる?1000万円の壁
国家公務員総合職になる
いわゆる、キャリア官僚たちです。官僚になると、本府省課長あたりまでは誰でも進んでいきます。
そこから出世組、脱落組と別れていきます。
この出世レースを勝ち抜いた1人がトップ、つまり事務次官に上り詰めるのです。
この険しい道を潜り抜け(くぐりぬけ)、トップに立った有名人がいます。
それは人気アイドルグループ、嵐の櫻井翔さんの父、桜井俊さんです。総務省のトップ、総務事務次官でした。(現在は退職)
自身は総務省のトップ、息子はジャニーズのトップアイドルなんて、人生バラ色ですね(笑)
地域手当が多いところで働く
地域手当は勤務先に応じて貰える手当です。最大は給与の20%まで付与されます。
以下に例を挙げます。
Aさん 地域手当20% 月収36万円(このうち6万円は地域手当) 年収432万円
Bさん 地域手当0% 月収30万円 年収360万円
同じ給与30万円でも、地域手当があるのと無いのとでは、72万円も差がつきました。
手当も侮れませんね。
地域手当は東京などの都市部が1番高く、地方の町役場等は低いです。
基本給が多いところで働く
地方公務員は、自治体によって給与が変わってきます。
地域手当と同じく都市部ほど高く、地方は安い傾向にあります。
地域手当が高いところは、必然的に基本給も高くなるということですね。
残業をする
しっかりと残業代がもらえるのが、公務員のメリットの1つです。
残業代の計算方法を以下にまとめました。
・平日 時給×1,25
・休日 時給×1,5
・休日 時給×1,35
ただ、僕自身が働いていた時は、1~2時間の残業しただけでは貰えませんでした。
なので、残業する時は3時間以上がっつり残業して、手当をつけていました(笑)
部署にもよるので、注意が必要です。残念ながら、サービス残業が多い部署もあります。
ちなみに課長以上になると、管理職手当がつくかわりに、残業手当は貰えません。
まとめ
1000万円超えはハードルが高いが、安定した給与水準
公務員で1000万円超えることは可能です。
ただ、かなり難しく、時間を取られます。
一刻も早く1000万円にたどり着きたい!という人は、公務員に向いてないでしょう。
そのような野心がある人は、起業したり商社で働くなど、20代、30代の若さで達成できる金額です。
なので公務員で1000万プレイヤーになる、というのは、僕はおすすめできません。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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まいど、ひろきんです。
で、お前誰なん?って声が聞こえてきましたので、
ちらっと自己紹介いたします。
僕は関西生まれ関西育ちの元公務員。
不動産投資とネットビジネスで
月100万以上稼ぐことに成功して
公務員辞めました。
たいした才能も特技もない、
面倒臭がりのダメダメ人間ですが、
なんとか仕事辞められるくらいの
収入は手に入れました。
正直、やったら誰でもできると思います。
僕がどうやって仕事を辞めて月収100万
稼げるようになったか、下記の記事で公開しています。
月収100万物語を暇つぶしに読んでみる
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