公務員の就職氷河期世代試験。募集はいつまで?倍率が高くて無理ゲーなのか。おすすめ面接対策も紹介

公務員 氷河期世代 アイキャッチ
この記事の著者:ひろきん
プロフィール:5年間の公務員時代に副業に取り組み、本業を大きく超える収入を得て退職。
現在は、メディア事業や情報発信をメインに活動。外部パートナーと連携した仕組み化で、労働時間がゼロに近い状態にも関わらず月収100万円を切ったことがない。経営コンサルタントとして、収益が出るサイト制作、SNS活用のコンサルティングやセミナー講師としても活躍しており、YouTuber&ブロガーでもある。また、不動産投資も行なっており、資産は1億3300万円。毎月の家賃収入だけでも200万円以上を得ている。公務員からの脱出劇と自由な生活を手に入れる秘訣を綴った「LIFE BREAK」を出版(メルマガ登録で無料購読可能)。情報発信で稼ぐ方法やこれまでのノウハウをオンラインメール講座にて配信。受講者から多数の成功者を輩出する。
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まいど、ひろきんです。

今日は公務員の「氷河期世代」採用についてです。

公務員の氷河期世代募集、採用はいつまで行われるのか?

面接の対策方法におすすめはあるか?

倍率高すぎて無理ゲー?

など、気になる点を調べてみましたよ。

就職氷河期世代で公務員への就職を検討している場合は、参考にしてみてくださいね。

 

公務員の就職氷河期世代募集、採用

公務員 氷河期世代

就職氷河期世代で公務員になりたい場合、年齢や経験などにおいて、その世代の採用に不利にならないように選考される採用試験がある。

公務員の採用試験において、就職氷河期世代と呼ばれる世代の人に限定したり、その世代でも受けられるように制限年齢を設定して募集している枠があります。

 

就職氷河期世代の場合、バブル崩壊の影響で就職したくてもすることができなかったというケースも多かったでしよう。

そのため、せっかく能力があっても、就職が困難で非正規で働いているなど不本意ながらも不安定な職に就いていたり、時には無職、ということもあると思います。

そういう場合の支援の一環として、公務員の採用試験にチャレンジできる枠が設けられているんです。

国家公務員で言えば「国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)」と呼ばれていますよ。

 

就職氷河期世代試験/社会人試験/経験者採用の違いはある?就職氷河期世代が受けられる公務員試験

公務員 就職氷河期 違い

社会人を積極的に採用する試験としては、

  • 就職氷河期世代試験

以外にも

  • 一般職の社会人試験
  • 経験者採用試験

などがあります。

 

その中で、就職氷河期世代試験の実施の方針、依頼には

  • 受験資格については、(令和6年4月1日時点で)38歳~57歳の者が含まれるようにする
  • 職歴がない、あるいは少ないといった外形上の要件にとらわれずに判断
  • 応募者個人の適性や能力等を可能な限り細かに見た上で、判断

などということが盛り込まれています。

これに基づいて各団体で受験資格などが決められていますよ。

年齢で言えば、

  • 氷河期世代に限定した試験
  • 氷河期世代も受けられる試験

に分かれますね。

 

受験資格の詳細は団体によって異なります。

秋田県の令和4年度試験の例で言うと、

受験資格が

  1. 昭和50年4月2日から昭和61年4月1日までに生まれた方
  2. 受付開始日以前1年間に正規雇用労働者として雇用されていない方

となっています。

あえて正規雇用されていない方を募集しているんですね。

 

国家公務員の一般職(社会人試験)では、必要な学歴では「義務教育終了」となっていて、職歴においての受験資格はないですね。ただ、

  • 40歳まで(2022年度試験で、2022年4月1日時点で40歳未満)

ということがあります。ですから就職氷河期世代の中で受けられない年齢の人もいるでしょう。

また、国家公務員の経験者採用試験(2022年度)では、

受験資格が

  • 大学等(短期大学を除く。)を卒業した日又は大学院の課程等を修了した日のうち最も古い日から起算して2年を経過した者

とされています。

また、必須(受験資格)ではないものの、「求める人材」の中に

  • 正社員・正職員として従事した職務経験が通算2年以上
  • 職務経験を通じて体得した効率的かつ機動的な業務遂行の手法その他の知識及び能力を有する

ということがあるんですよ。

ですから、経験者採用試験では大卒が必須であるのと同時に、職務の経験が評価対象になることも多いでしょう。

 

公務員試験の中で就職氷河期世代の人でも受けられる試験は他にもいくつかあります。

まず、国家公務員の一般職(大卒程度)や総合職(院卒者/大卒程度)でも30歳まで(2022年度)受けられないのですが、専門職などでは就職氷河期世代の人でも受験可能なものもあります。

例えば法務教官A/B(社会人)では40歳まで受験可能で、学歴は受験資格にないんですよ。

 

また、特に地方公務員などで、年齢制限の緩和や撤廃が行われているところも出ています。

例えば千葉県市川市では、技術職において「年齢、学歴制限撤廃枠」があったりしますよ。

 

公務員の氷河期世代募集、採用はいつまで行われるのか?

公務員 就職氷河期世代 いつまで

公務員採用試験において、就職氷河期世代の方の募集は令和4年まで”3年間集中して行う”というものでした。

しかし、延長がありそうなんです。では、いつまで行われるのでしょうか?

国家公務員の就職氷河期世代募集はいつまで?

国家公務員の就職氷河期世代募集は、令和5年度、6年度も引き続き行われることが決まっています。

このことは「就職氷河期世代の国家公務員中途採用の方針及び国家公務員中途採用者選考試験(就職氷河期世代)の実施の依頼等について」でも詳細が書かれていますよ。

地方公務員の就職氷河期世代募集はいつまで?

地方公務員の就職氷河期世代募集、採用は、自治体によって違います

国家公務員では就職氷河期世代の採用試験を引き続き行うので、国から自治体に積極的に取り組むようお願いはしているようです。

しかし、自治体よって受け入れ可能な枠を含め、状況は違います。たとえ令和4年度まで採用試験を行っていたとしても、令和5年度試験も実施できるかといったら難しいものがあるかもしれません。

 

総務省(令和4年5月12日 [地方公共団体における就職氷河期世代支援に係る中途採用の一層の推進について])によると令和5年度も引き続き就職氷河期世代試験を実施予定にしている自治体は、

氷河期世代に限定した試験、氷河期世代も受けられる試験を合わせて323団体(検討中、未検討を除く)

となっています。

 

公務員の氷河期世代募集、採用倍率高すぎて無理ゲー?

公務員 就職氷河期世代 倍率 無理ゲー

公務員の氷河期世代試験は、どのくらいの採用枠があるのでしょうか。

「倍率が高くて入れない。」、「無理ゲー!」なんていう声もありましたので、調べてみましたよ。

 

国家公務員の就職氷河期世代試験の倍率

2022年度試験における、国家公務員の就職氷河期世代試験の倍率は

申込者数5,532人、採用予定人数159人で約34.8倍

となっています。

(11月17日時点。受験者数や最終合格者数などはまだ発表されていない/まだ試験が行われていないため、申込者数と採用予定人数で計算しています。)

中でも事務、関東甲信越の枠では倍率が約61倍とかなり高くなっています。

 

ちなみに、2021年の試験では

  • 申込者数5,302人
  • 受験者数3,205人
  • 一次選考通過1,115人
  • 最終合格者203人(採用予定人数167人)

となっていて、その倍率は

申込者数÷採用予定人数で約31.7倍

受験者数÷最終合格者で約15.7倍

です。

申込者数がほぼ同じくらいになっているので、もしかしたら2022年度試験の受験者数や最終合格者倍率も同じくらいになるかもしれませんね。

 

25~35倍が厳しくないとは決して言えません。

しかし2020年度の試験では同じくらいの採用予定人数に対し、倍くらいの申込者数がいたんです。

倍率だけでみると、2020年よりはまだ合格の可能性が上がったと言えるでしょう。

地方公務員の就職氷河期世代試験の倍率

地方公務員では国家公務員よりも高い倍率となっているところもあります。

例えば2019年の試験で600倍(申込者数÷採用予定人数)という自治体もありました。

https://twitter.com/Ryoma_Sugi/status/1193332627656388608

結局この年の宝塚市では、受験者数1,635人、最終合格者4人となり、倍率も約409倍とはなりましたが、それこそ無理ゲーと言いたくなりますね。

2022年度の試験でも

  • 神奈川県相模原市で申込者数287人、受験者数218人に対し最終合格者4人と約50倍
  • 福岡県福岡市で申込者数280人、受験者数182人に対し、最終合格者3人と約60.7倍 

など高い倍率となっています。

一方で、

  • 北海道黒松内町で応募7人、最終合格者2人
  • 東京都小平市で応募6人、最終合格者1人

といった自治体もあります。

公務員を目指す理由などにおいても、場所はどこでも良いというわけではないとは思います。

しかし、どうしてもピンポイントでこの団体、と決め込むのではなく、柔軟に受験場所の範囲を広げてみる、というのも検討してみるのもおすすめですよ。

 

公務員の氷河期世代募集、採用面接の対策方法におすすめはあるか?

公務員の氷河期世代を対象にした試験では、面接が重要です。

筆記もありますが高卒程度の内容としていることが多く、しっかり勉強すれば大丈夫でしょう。

その分、面接の対策をしっかりやらないといけません。

公務員の面接で必要なこと

実は僕も、就職氷河期世代枠ではないのですが、民間企業でバイトなどをした後に公務員になったという経験があります。

その経験も含めて公務員の面接で必要なことをお話します。

公務員の面接で必要なのは

  • しっかりと準備をすること
  • 公務員に求められているものを理解している、と伝えられること
  • ギラギラで行かないこと

です。

しっかり準備をする

公務員の面接で必要なことは、「しっかり準備をする」ということです。

当たり前だと思うかもしれませんが、意外とできていないこともあると思います。

頭が真っ白になっても口からスラスラ出てくるくらいに反復練習したり、下調べをめちゃめちゃするなど、大変だと思いますが、頑張ってみてください。

公務員の場合、面接もあるのもわかっているし、だいたいこんなことを聞かれるというのもネットなどでいっぱい出てくるんですよ。

例えば

なども聞かれやすいでしょう。

公務員は理不尽なクレームへの対応も多いですし、ストレスもかかるので耐性が見れれているんですよ。

聞かれるとわかっていて調べない、練習しなかったら他の人と差がつくだけでなく、「やることやれない人認定」されてしまいます。

公務員に求められているものを理解している、と伝えられる

氷河期世代、ということで、経験は豊富かもしれません。

会社も少数精鋭の風潮があったので

  • 仕事に対してストイック
  • 成果主義
  • 資格や専門知識を得る、使うことを大事としている

など、民間企業だったらかなり優秀と言われる特徴を持っている人も多いですよね。

しかし、これらは公務員の世界ではあんまり役に立たないこともあるんです。

 

例えば、ストイックなのは悪いことではないですし、黙々、淡々と仕事をこなせるのは公務員として必要な要素です。

しかしその一方で、理想が高すぎ、こだわり強すぎ他の人にも厳しくなってしまう、などの面を見せると「この人馴染めないな」、「めんどくさそうな人だな」と思われる可能性もあります。

公務員は巨大な組織で、自分はその一員になるというのを忘れてはいけないんですよ。突出するのはあまり良しとされないことも多いんです。

 

また、今までの「成果」や「資格」をアピールしても、公務員の仕事をするにあたっての魅力にはなりづらいケースもあるでしょう。

  • 異動が多く、担当していることが形になる前にポジションチェンジ(成果が感じられにくい)
  • 資格があったからと言って昇進、昇給などにはあまり影響しない

ということもあります。

ですから、考え方や行動の仕方など、公務員の仕事においても再現性の高い部分をメインに、アピールに使った方が良いと思います。

 

もちろん、個人的にスキルを上げることは悪いことではありません。

自分がそのマインドでいることがモチベーションを保ち、続けられる方法なんだ、という場合はそれでもいいと思います。

  • 頑張っても頑張らなくてもお給料が変わらないこともあり、あんまり頑張っていない人もいる
  • 仕事はルーティンワークが多い
  • 無駄だと思う部分があっても改善もしにくい

というのが公務員あるあるです。

僕もこれに悩みましたし、耐えられなくて辞めました。

これを最初から頭に入れておくだけでも、理想とのギャップが小さくなるかもしれません。

ギラギラで行かないこと

「ギラギラで行かない」こと

これは、僕が何度も面接を失敗した原因の一つなので、ぜひお伝えしたいです。

もちろん受かるぞ!という意気込みは必須なのですが、殺気立ってはダメですよ。

僕の場合は、プライドも邪魔して”ナメられないぞ”という気持ちが目に出てしまっていたようです。

後から人事の人に「そりゃ受からんわ」と言われました。

ぜひ注意してくださいね。

公務員の面接対策については別の記事でもまとめています。

よければ参考にしてみてくださいね。

 

まとめ

  • 公務員には就職氷河期世代を対象とした採用試験が設けられている
  • 就職氷河期世代限定の試験や、その世代も受けられる試験、など詳細は団体によって異なる
  • 国家公務員では令和6年度まで試験実施が延長されることが決まっている
  • 地方公務員では、令和6年度まで延長されるかは自治体によって異なる。令和5年度試験を実施予定の自治体もある
  • 国家公務員、地方公務員ともに倍率は25~60倍近くなど、高い水準になっているが、2019年度、2020年度に比べると低くなってはいる
  • 面接では公務員を理解し、やる気は見せるけど突出しすぎない、など注意し、準備万端にすることが大事

公務員の試験の中でも、思ったところにピンポイントで受かるのは難しそうなのが就職氷河期世代試験です。

ただし、「諦めよ…」と動かなければ何も始まりません。

もし公務員試験を受けないと決めるにしても、他のことをやるから、など前向きに行動するのがおすすめですよ。

ちなみに僕も民間企業、バイトから公務員になり、公務員を辞めて起業した経験があります。

どれも自分で決めて行動しましたので、後悔はありません。

自分の幸せをつかんでくださいね!

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まいど、ひろきんです。

で、お前誰なん?って声が聞こえてきましたので、
ちらっと自己紹介いたします。

僕は関西生まれ関西育ちの元公務員。
不動産投資とネットビジネスで

月100万以上稼ぐことに成功して

公務員辞めました。

たいした才能も特技もない、
面倒臭がりのダメダメ人間ですが、
なんとか仕事辞められるくらいの
収入は手に入れました。

正直、やったら誰でもできると思います。

僕がどうやって仕事を辞めて月収100万
稼げるようになったか、下記の記事で公開しています。

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