公務員の魅力って何だろう?志望動機に盛り込むなら本音と建前を使い分ける?面接で「自治体の魅力」を聞かれたらどうこたえる?

公務員 魅力 アイキャッチ

まいど、ひろきんです。

今日は公務員と「魅力」についてです。

 

公務員になるのに魅力ってなんだろう?と思っていませんか?

また、

面接で魅力を聞かれると聞いたんだけどどうこたえるのが良いんだろう

と悩むかもしれません。

調べたことと、僕の元公務員時代のことなどを交えて書いているので

参考にしてみてくださいね。

 

公務員の魅力とは?→本音は…

公務員 魅力 本音

公務員に感じる魅力は何でしょうか。

人によっても違います。あなたはどうですか?

中には、「本音」と、それとは別に面接などで聞かれたときのために使う「建前」があるという場合もあると思います。

公務員の魅力。本音は…??

公務員の魅力は?と聞かれたとき、”本音”で多いのは

  • 安定したお給料
  • クビがめったにない(ハードルが高い)
  • 社会的信用が高い

などです。

上記のことに関して言えば、僕も公務員時代に実感していました

また、退職して起業し、一層平和に幸せに生活している今でも、公務員って良かったなと思う部分です。

(今のところ)安定したお給料

公務員のお給料は「税金からもらっているんでしょ」とよく言われます。

それはそうなのですが、その”額”は民間企業との均衡を考慮して決まっています。

 

そのため、ずば抜けて高い給与にならないようになっています。

まあでも、無駄遣いしなければ+ある程度の勤続年数を重ねれば、苦しすぎるということもないでしょう。

 

新型コロナウイルス感染拡大のときに大企業がボーナス0なのに公務員はボーナスが出たということで「なんでや」と思った人もいるようですが、

景気が良い時は良い時で儲かる企業と儲からない企業があり、逆に景気が悪い時も儲かる企業と儲からない企業があるんですよね。

これも、比較的安定したお給料やボーナスとなる要因の一つです。

また、公務員は年功序列が根強いです。

実力で判断している部分もありますが、

民間企業のように「売上」のような成績の出し方ができないことも、年功序列が根強く残る原因の一つだと思います。

年功序列や経験年数でお給料が上がっていくんですよ。

クビがめったにない

公務員はクビが無いと言われることもあります。

正確には、懲戒処分の中に「懲戒免職」もありますのでクビがないわけではないです。

重罪を犯したり、何か大きなルール違反をしていて「直さなかったら免職やで」って言われていたのに直さなかった、などという場合には免職もあり得るんです。

ただ、そうなるケースはそこまで多くないでしょう。

結構な不祥事を起こしたのにクビではなく停職などで済むこともあります。ニュースを聞いた人が「なんでや!」となっていることもあるかもしれません。

 

また、自分は何も悪いことしていなくても業績によって解雇される可能性がある民間企業と比べれば、クビの可能性は低いと言えます。

 

しかし、クビにはされなくても、自己退職に追いつめられるって可能性はあります。

職場、同僚、上司によりますけどね。

過去のことですが、公務員時代に見てきました。

 

これは、公務員やこれから公務員になることを否定するつもりで言っているわけではありません。

しかし、そういうのが全然ないと思うのと、もしかしてあるかもと思っておくのとでは

ショックや対応方法が違うということもあるかもしれません。

なので、注意として言っておきたい、と思います。

 

公務員の狭い人間関係がゆがみを生んでいるということも0ではないかもしれません。

なるべく、風通しのよさそうな職場を選べたら良いかもしれませんね。

社会的信用が高い

社会的信用が高い人というのは、社会での身分や役割、重要度が高く社会的地位が高く、十分に信頼がおける人、ということです。

これの何が良いのかというと、そういった人たちは年収も高いことが多く「高額なローンの審査に通りやすい」、つまり「お金を借りやすい」っていうことです。

公務員はお医者さんや弁護士と並んで信用度が高いと言われているんですよ。

収入はそこまで高くは無いものの見通しが付きやすく、国家公務員法や地方公務員法で身分も保証されていますからね。

 

実際に、お金は借りやすいです。

もしそれが無かったら今の僕の状態は無かったでしょうね。

僕は公務員時代に始めた不動産投資で、公務員のお給料を超えたことも退職した理由の一つなんです。

そこまで不動産を買えたのも公務員の社会的信用があったからです。

本音の部分は、内容によっては面接などで言わない方が良いかも

安定とかクビになりにくいとかは確かに公務員の魅力です。

しかし本音では思っていたとしても、

「面接では言わん方がええで」、「思ってても国民の皆様には言わんように」

ということがあります。

 

中には自治体のHPなどで、”先輩の声”として、安定や休みの点で公務員になって良かったなどと内容を掲載していることもあります。

そういうのを見たら

これって面接で言ってもいいんちゃう?と思うかもしれませんが、

面接官からしたら「他に言うこと考えてきてへんのかーい」ってなるんじゃないかと思います。

「面接でこれを言って受かると思っている人」を採用しないのではと感じます。

 

公務員の魅力を面接で聞かれたときどうこたえる?

公務員 魅力 面接 画像

公務員試験の面接で聞かれるか、もしくは伝える必要があることの一つに

公務員の魅力

があります。

「本音」の部分でも書きましたが、公務員の魅力は安定などもあるとはいえ、面接で「公務員の魅力は安定です」と言って、受かる可能性は高くはないでしょう。

中にはそれでも受かったよという人がいますが、よほど面接官との相性が良かったか、他の部分が優れていたのかもしれないですね。

 

面接では

公務員の△△という部分、仕事や政策の○○に魅力を感じる

→経験や性格、自分のしたいことなどを踏まえ、自分に合っている/自分にはこういうことができると感じる

というような内容を伝えた方が良いでしょう。

 

例えば公務員は全体の奉仕者である

ということがあります。

「住民や地域の利益ファーストで、かつそれを最大限にするための仕事」なんです。

民間企業とは異なる点でもあるので、これを魅力だと思う人もいるでしょう。

 

ちなみに、公務員の魅力を伝えるときに民間企業との違いを理解する必要はありますが、民間企業についてあまりネガティブ風に言うのは避けた方が良いと思います。

それというのも、公務員の仕事とは言っても、実際には民間企業と関わることもあります。公共事業でも民間企業に委託したり、タッグを組んだりするケースもありますね。

そういった業務を円滑に行えるかどうかも公務員として大事な要素ですよ。

(入ってしまえば、民間企業のことをあーだこーだいう人はいますが。残念ながら。)

また、「独立行政法人やボランティアでもできるんじゃないの?」と聞かれる可能性もあります。そことの違いも併せてこたえられると良いでしょう。

 

地方公務員でその自治体の魅力を聞かれたり、PRしてくださいと言われたら?

県の 魅力 公務員 面接 画像

地方公務員の試験を受けると、面接やエントリーシートで「この自治体の魅力は何だと思いますか」とか「この自治体をPRしてください」などという項目があったりします。

この場合は、どうこたえるのが良いのでしょうか。

まずは

  • 自治体の研究をめっちゃする

ことが重要です。

 

「魅力」のPRというと観光のパンフレットのようなものを考えるかもしれません。

もちろん観光地も魅力の一つですが、併せてその地域のまちづくり政策の方針や、課題も調べてみると良いでしょう。

 

それは「このまちの良いところはココ!」というので終わらず、

そのPRをすることで誰にどんなふうに届いて、成果となり、地域貢献につながるのかということを考えるためです。

 

例えばその地域が都心ではなく、課題が”若い世代が少なく、活気に欠ける。移住者やUターン、Jターン、定住者を増やしたい”なら、若い人が住みたいと思える魅力があるかどうかというのを考えてみます。

例)20代、30代がターゲット、自然が多い場所

子育て家庭向け

  • 「周りを気にせずに子供がのびのび遊べたり、自然体験ができるなど子育ての環境が整っている」

 

仕事をしている人向け

  • 「自然もあって仕事の疲れを癒せたり、通勤などのストレスを減らして仕事の生産性もあげられ」とかですね。

など

面接官が40代くらいでPR相手なら

  • 自治体による就労支援

などもあれば、それも良いかもしれません。

40代くらいになると20-30代より就職のハードルも上がる傾向にありますしね。

 

都心に出やすい場合は、それも魅力になるかもしれません。

また、都心に出やすくなくても、「企業やサテライトオフィスの誘致をしている」、「商業施設の誘致をしていて買い物にも困らない」などという場合はそれも魅力になり得るでしょう。

 

実際に、サテライトオフィスを誘致している自治体も多くありますし、国からの支援の対象になっていることもあります。

▼地方公共団体が誘致又は関与したサテライトオフィスの開設数

地方公共団体 サテライトオフィス 誘致 魅力

引用:総務省

このように、ターゲットが誰なのか、目的が何なのかでPR方法も変わってきますね。

気を付けたいのは、ターゲットをはっきりさせてPRするとはいっても、

最終的な部分は「課題の解決→地域全体を盛り上げたり、住民全体が住みやすいまちづくり」が目標になることでしょう。

 

例えば、観光地や文化財をPRするとしても、

  • 一緒に地域を盛り上げてくれる企業誘致に向けてのPR
  • さらに観光客を獲得するためのPR→地元企業の盛り上げや住民のやりがいアップ

なども考えられますね。

 

ちなみに、就職希望先だけでなく、他の自治体での取り組み例などもネットで見ることができます。そういったものも参考になるかもしれませんよ。

 

面接で大事なのは、魅力などを上手に伝えること以外にもある

魅力は?

と聞かれることを想定し、魅力を探したりうまく伝えられるようにめちゃめちゃ頑張ると思います。

 

ただ、いくら内容が良くても

コミュニケーションを取ろうとしていない(ように見える)場合

は、落ちる可能性も上がってしまいます。

 

例えば、

  • うつむきがち
  • 小声
  • 睨むような目
  • 聞かれていないのに話しすぎる

などです。

面接では返答の内容もそうなんですが、「この人どんな人なんやろな」というのも見られています。

公務員の仕事に合っているかもそうですし、職場に馴染みそうか、辞めなさそうか、なども見られている可能性が高いです。

僕は最初これがわかっていなくて、何度も面接に失敗しました。

 

もちろん、意図的に睨んでいたわけではないんです。

しかし、新卒ではなかったのも相まって「やったるわ~!」っていう気持ちが前に出すぎていたんですね。

また、自己PRをしようと必死になって、公務員の面接としては話さなくても良いことを話してしまっていました。

間違うと、”面接間の話を聞こうとしていない”とも取られる可能性もあります。

細かく書くともっとたくさんあるので、別の記事にもまとめています。気になる場合は、そちらも参考にしてみてくださいね。

 

 

 

まとめ

  • 公務員の魅力は安定したお給料やクビがめったにないこと、社会的信用が高いことなどがある
  • 面接では安定だから、などというのはおすすめしない
  • 面接で公務員の魅力などを聞かれたら、民間企業、独立行政法人などとの違い、自分の経験などを交えながら伝えるのがおすすめ
  • 志望先と他の自治体なども入念に調査し、違いうぃ入れるのもおすすめ
  • 志望先の魅力をPRしてと言われたら、そのPRの目的が何なのかを考え、それに効果があるようにPRするのがおすすめ

 

魅力というのは人それぞれです。

また、公務員と言っても職場によって魅力は違うでしょう。

面接でどう言おう、と考えると同時に、本当に自分にとって合っているかを考えられると、

公務員になってからのモチベーションにもなるかもしれません。

ぜひ、自分に合った道を選んでくださいね!

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