まいど、ひろきんです。
公務員は男女間の年収の差が小さかったり、仕事の内容の格差が少ないと言われ、女性にも人気の職業です。
充実した福利厚生や倒産の心配がないというイメージもありますし、採用においても女性の倍率は男性よりも低い場合がありますよ。
今日はどんな人が公務員に向いているか、また、女性におすすめの職種も調べてみました。
ぜひ就職の参考にご覧くださいね。
公務員は女性に向いている?メリットは?
最初に、そもそもどんな女性が公務員に向いているのか、ということです。
公務員に向いている女性ってどんな人?
まず公務員に向いている人の特徴、というものがあります。
公務員には仕事ができるのは前提として、
- 淡々とこなす作業が上手
- コミュニケーション能力に長けている
ということが求められます。
これらは比較的、得意もしくは苦手ではないという女性が多いのではと思います。
面接の時にも、特にコミュニケーションの点で男性よりも面接官に評価してもらえるということもあるみたいですね。
面接時は「すごい経歴」よりも面接官に「この人と働きたい」と思ってもらえることが重要です。
公務員の福利厚生は充実していて女性にも優しい。育休や産休をしっかりとりたい人にもおすすめ
福利厚生の点でも、女性にも優しい環境になっています。
公務員は女性自身が育休や産休を取るための制度が充実していることはもちろん、民間企業ではなかなか無い男性の「配偶者出産休暇(2日)」があったり、「育児参加のための休暇(5日)」があり、取得する人も増えてきているんですよ。
男性が全く育休や産休を取らない会社では、女性が「育休、産休ください」と言いづらい、ということもあるようですからね。
これにより女性が育休や産休を取りやすいのではと思います。
引用:内閣官房内閣人事局
※「当該年度中に新たに育児休業が取得可能となった職員数」に対する「新規取得者数(例えば、令和元年度については、令和元年度中に新たに育児休業を取得した者(平成28~30年度に取得可能となった職員数を含む。))」の割合。このため、取得率が100%を超えることがあります。
▼民間企業の育休取得率
引用:厚生労働省
令和元年度の女性の育休は公務員で取得率100.5%で、民間の83.0%を上回っています。
出世したい女性にも公務員は向いている
出世したい女性にも公務員は向いています。
男女問わず公務員で出世しやすい部署や人というのがあるのですが、公務員になる女性では出世を望まない人も多いんです。
しかし、国は男女共同参画を推し進めていく立場にあるため、女性を管理職に昇級させる傾向があります。
仕事内容も男性と差が少ないため、評価してもらいやすいと思います。
公務員の種類で女性に向いているのは?
公務員にはたくさんの種類がありますが、女性におすすめなものをご紹介します。
①異動範囲をなるべく少なくしたいなら国家公務員よりも地方公務員
②出世を目指すなら国家公務員の総合職がおすすめ
③理系の専門知識を生かすには技術系職員がおすすめ
④年収が良いのは専門知識や資格を生かした職種
⑤日々の変化や充実感を得やすいのは地方公務員の窓口など、直接人を相手にする仕事
それぞれ、元公務員の僕の意見も踏まえつつ説明していきます。
【公務員の種類】①異動範囲をなるべく少なくしたいなら国家公務員よりも地方公務員
公務員は異動が多い仕事です。
公正とか公平を守るため、とわ言われていますが、頻度が多いだけでなく、ポジションによっては全国各地に行く場合もあります。
これでうつになる人もいるくらいです。
しかし、女性で家庭を持つことを考えた時に、「全国に転勤するのはちょっと…」と思うかもしれませんよね。
家庭と仕事の両立…ほんと、すごいと思います。僕は公務員だけでも辛かったので、尊敬しかありません。
そこで、なるべく移動の範囲を狭めたい場合、国家公務員よりも地方公務員がおすすめですよ。
さらに、都道府県単位でなく市役所などの方が異動範囲が狭いと言えます。
国家公務員でも法務局や労働局のように地域ごとに属しているものもあり、基本的にはそのエリア内での移動となる職場もありますよ。
ただし、いずれにせよ上の立場になるとエリア外へ一定期間行くことを言い渡される場合もあります。
これは転勤ではなくあくまでも「出向」という形で、知識や人脈を広げることが目的のケースが多いです。
出向なのでいずれ戻ってくるということにはなりますが、異動したくない人にとっては辛いかもしれません。
子育てや家庭の事情を話せば聞いてもらえることもあるようですが、念頭に入れておいた方が良いでしょう。
【公務員の種類】②女性も出世しやすい?目指すなら国家公務員の総合職がおすすめ
出世したい、と思う場合は、「一般職」よりも「総合職」がおすすめです。
さらに、部署によって出世しやすいかどうかというのがあります。
国家公務員の官房と呼ばれる政策企画、人事などを担当する部署は出世コースと言われています。
30%まで女性のリーダーを増やす施策がありますから、女性の少ない部署でも出世できる可能性は大いにあります。
また、人事院など女性の幹部が多いと、「前例」があるため出世に向いていたり、より身近にたくさんの女性のリーダーを見て仕事をすることで勉強になることも多いでしょう。
より女性にとって働きやすい環境が整っていることもあります。
引用:内閣府
【公務員の種類】③理系の専門知識を生かすには技術系職員。女性同士のバチバチも少ないかも?
大学で専門知識を学んだものの、安定した公務員になりたいという人もいると思います。
それぞれの分野の資格を持っているという人もいるでしょう。
僕は資格がほとんど無いですし、大学もFランでしたし、学生時代に専門分野に集中して学んだ人のことを尊敬します。
やりすぎて嫌になったとかでないなら、ぜひ技術系の職場でその知識を生かすのがおすすめです。
直接手を動かすのではなく、仕組みづくりや規制作りに携わりたいという思いがある人も、公務員の技術系がおすすめです。
もともと好き、興味のあることに携わったり、学んだこと生かすというのはやりがいを感じやすいと思います。
公務員の技術系。その幅は広い!
公務員の技術系には土木、建築、機械、電気・電子・情報、化学など幅広くあります。
それぞれの区分の基本的な知識を持つ職員として、「いかに上手に使っていくのか」という国や自治体の将来を見据えた施策を考える立場になりますね。
専門知識が無くても応募できる職でもありますが、知識があるとより深い話ができたり、自分が学んできたことを生かすことができてやりがいも感じられるかもしれません。
そして技術系は男性が多い傾向にあり、事務系でしばしみられる「女性同士や上司との不仲」も少ないという情報がありますよ。
仕事か楽しいかどうかは人間関係もめちゃめちゃ大事なので、ぜひそういう観点でも探してみてください。
【公務員の種類】④年収が良いのは専門知識や資格を生かした職種
男女の年収の差が付きにくいという点でも公務員は女性にメリットがあります。
逆に言うと、男性でもそんなに収入が高くないので僕は不動産投資やネットビジネスを始めたんですけどね。
国家公務員は俸給を公表するのでそこまで民間と比較して高い給料になりづらい面があります。
しかしその中でもより年収が高いものを目指すとなると、専門的な「医療職」、「研究員」や「国立大学の教授」、「公立高校の教員」も一般的な事務についている職種よりは年収の高い職種として挙げられますよ。
ちなみに国立大学は平成16年に法人化していて、そこに努める職員は「みなし公務員」となっています。
⑤日々の変化や充実感を得やすいのは地方公務員の窓口など、直接人を相手にする仕事。文系卒なら小学校の教員もおすすめ
大きな仕事に関わることができることができる可能性があるのは国家公務員です。しかし、一つのことが決まったり形になるにはかなりたくさんの人や段階、時間が必要になります。
形になるときには自分は担当ではなくなっていた、ということもよくあるようです。それだと日々の達成感、というのは感じづらいかもしれません。
地方公務員で窓口担当などであれば、毎日のように違う人と接することで変化もありますし、喜んでもらえると達成感もあるでしょう。
公立の小学校の教員なども、大変ですが達成感は高いようです。小学校の教員の教員は女性の比率が高いです。
子供たちを安心させるためにも、低学年は女性の教員が多いようですよ。
まさに、女性であるということ自体が重要な職種なわけですね。
公表していない地方自治体が多いですが、日本ではだいたい2:1で女性の方が多いと言われています。
まとめ
- 公務員は女性に有利な点やメリットも多い
- 自分のライフスタイルに合わせてどの種類の仕事に就くのかを決めるのがおすすめ
最近では男女を分けることを無くそうという流れがありますが、その流れの中で今時点では女性に有利になることもあります。
女性だから、男性だから、という考え方が変わってきたように、公務員のルールなどもどんどん変わっていくと思います。
時代に合わせた働き方、自分に合わせた働き方で、楽しい人生にしましょう!
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